帰省ラッシュピークになったようですね。遅れながらも高校野球も始まりました。
しつこいようですが（って本当にしつこいな・・・）、お盆もわがクリニックは診療しています！
ほかの人が働かない時間を働くというポリシーの元に・・・
ところで
見ました？
今日の「甲子園」。
鹿屋中央×市立和歌山
延長12回サヨナラで鹿屋中央が勝ったんですが、その幕切れがある意味劇的。
ちょうど昼休みにそこだけ見たんですが、ワンアウト、ランナー2塁から（野球知らない人はごめんなさい）、ライト前ヒットでサヨナラ！ってところ、ランナーは3塁を回ったところでストップ！ライトはダイレクトでバックホームという盛り上がりに盛り上がって迎えた、ワンアウト、ランナー1，3塁。
セカンドゴロが転がって、バックホーム！クロスプレー！！または、4-6-3のゲッツー！というドキドキした場面に、なぜかセカンドはファーストに送球。
ツーアウトにはなりますが、3塁ランナーがホームインしたので、試合終了という・・・。
おそらく、セカンドはアウトカウントを勘違いしていたのかもしれません。
すぐに気づき、整列の時には号泣で立っていられない程でした。
実は俺も高校球児でした。
今から22年前の夏。
くじ運で県営球場で1回戦を行った俺たち千葉東高校（あ、桐谷美玲と小島瑠璃子の母校です←これもしつこいですね・・・）野球部は、千葉テレビで放映されました。（思えば俺のテレビデビューはこの日・・・黙ってろって感じですね・・・）
俺の最後の打席は、ワンアウト、ランナー1塁からの、それこそ4-6-3ゲッツー。
肩のけがをしていて控えになっていた俺が出場したのは代打。
一応レギュラーとして1桁の背番号をもらっていたので、ブラスバンドに応援歌を用意してもらっていました。
せっかく練習してもらった、「君がいるだけで（米米クラブ）」を、せめてワンコーラスは聞きたいといういやらしい気持ちで初級ど真ん中を見逃し、こんなのうてるじゃんと思って手を出した2球目が詰まってセカンドゴロという・・・。
結果、2対1で負けました。
これが泣けるんですよねぇ。
なんで泣けるかって、負けて悔しいということよりも、3年間一緒にやってきた仲間とできる野球が、これで最後と思うと、無性に泣けるんです。
高校最後の夏を迎えるまでは、「甲子園にまで出て、負けたっていいじゃない。なんで悔しいの？俺だったら出場できるだけでも幸せ」って思ってたんですが、最後の夏に負けてみて、初めてその時泣ける気持ちがわかりました。
とにかく泣けるんですよ。
たいして強い高校でもなく、甲子園なんて夢の夢のまた夢どころの話しじゃないのに。
だから、市立和歌山のセカンドの気持ちがわかるってわけじゃないですが、甲子園という舞台で、サヨナラ負けを喫した責任が自分にあるという口惜しさと申し訳なさと、そしてやっぱり仲間を思う気持ちで泣けるんじゃないかなぁ。
ここで教訓にしなくてはいけないのは、確認ってことですね。
甲子園に出るくらい強い高校なんだから、「ワンアウト1－3塁でサヨナラの場面、内野は前進守備で、バックホーム、あるいはゲッツー狙い」ということは誰しもわかっていたはず。
なのにミスしてしまったのは、確認不足だからなのか・・・。
医療も同じで、確認大事です。
というわけで、外来で俺が、何度も同じことを繰り返し聞いたりするのは、決して聞き忘れてるわけじゃありません！（ほんとか？）
また、同じことを何度も繰り返しいうのも、言ったことを忘れてるわけじゃありません！
何度も来られてる患者さんに、「初めまして」っていっちゃうのは・・・。決して忘れてるわけじゃないんです。わけじゃないんですよぉ・・・。
とにかく！
これからも、確認を怠らずに頑張ります！
というわけで、しつこく「お盆も診療やってるよ！」という告知を繰り返してみました！
・・・・・・・。
話しがまとまりましたかね。
またまた長くなってしまいますが、元高校球児として、この興奮と教訓を分かち合おうと、クリニックのスタッフに、伝えようとしたところ、27歳のスタッフ二人から質問が・・・
「高校野球ってもう終わったんじゃないですか？」
俺「や、始まったばっかりだよ！」
「高校野球ってどこでやってんですか？」
俺「えっ！？こ、甲子園・・・。」
「コウシエンって、どこにあるんですか？」
俺「・・・・・か、関西・・・。阪神甲子園球場ってあるじゃん・・・」
「あ、なんか聞いたことあります♡」
これって、ジェネレーションギャップっで終わりにしていいんでしょうか。
「どこの焼肉屋さんですか？」って聞かれなかっただけでもよかったんでしょうか。
みんな！「タッチ」読め！
「南を甲子園に連れてって」じゃないのか？！
と思った元高校球児ですが、今の俺をみて、とても爽やかな高校球児を連想する人はだれもいませんね、はい。
てなわけで、お盆も休まず診療がんばります！（ってしつこいっての！）
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