ヤギのクリニックのメーメー言ってないつぶやき

2月8日は、日曜日なのですが、当院の事情によりまして、休診させていただきます。
なるべく周知に努めてまいりますが、ご迷惑おかけすることになるかもしれず、申し訳ございません。
どうぞよろしくお願いいたします。
クリニックにとってはおめでたい行事でして、どうかお許しください。










こんにちは。
うちによく来てくださってる患者さんのおばあ様とお話させていただく機会があったのですがそのおばあ様から「初めて会った時、こんな怖い先生、本当に小児科なの?ってびっくりしたのよ~。ほら、あれでしょ?『雑司が谷のゾンビ!』」と仰られ最近クリニックで流してるDVDにちなんで『雑司が谷のスティッチ』に変更しようか悩んでた気持ちを吹き飛ばされた40歳院長青栁です。
さらに言えば、スティッチのように「オレ、シンサツ、ガンバル」って片言にしようかとも本気で思ってた40歳院長青栁です・・・。


今朝のニュースで、「松戸市の整形外科、無免許で手術などを行って逮捕」というニュースがやっていました。
そこに通院していた患者さんのインタビューが放映されていたのですが、

「お医者さんに見えなかったですよね」

うん?
どっかで聞いたことある!
・・・・・・。
あ、俺、一応免許あるんで。
車の免許じゃないです。
小児科医の免許ってのはないので、小児科医っぽくないからって言われても違法ではないんで、そこんとこよろしくお願いします・・・



って、唐突に何が言いたかったのか自分でもさっぱりわかりませんが、1月になってさっぱり暇になり、2月になってもそれは続いており、ほんとやばいです。
やばいとホームページを更新しようかと思ってしまいます。


さて、じゃあそろそろ書きますか。
しぶしぶ・・・

day5 ~青春の輝き(愛媛県 松山編)その2~
はぁ?
って思ってる方、多いと思いますが、しばらくやってたんですよ。
連載で。
11月に四国に行った時のことを・・・。
いまさらですが、続きを更新します・・・。
もー、面白くないんで、みんな読まないでくださ~い!


松山2日目は、また会いたい人が何人かいました。
まず一人目は、大学内にある医学書専門の本屋さんの店長さん。
学生時代、友達がほとんどいなかった俺は、授業の休み時間は常に本屋さんに入り浸っていました。
バイトもさせてもらったことがありました。本屋さんで(時給700円)
友達がいなさ過ぎて卒業式にも出なかったのですが、卒業証書を実家に送ってくださったのも店長さんで、当時好きだった、仲根かすみ(現 シカゴ カブス和田毅投手の奥さん)のポスターが同梱されていたことに胸が打たれた思い出が昨日のことのようによみがえってきます。

午前中、再びみかん大学に向かいます。
お世話になった本屋さんへ向かいました。
店長は見当たらず。
レジのおばさんに、「梅本店長いらっしゃいま・・・す・・・か?」と、このおばちゃん、なんか見覚えあるな・・・。
と思った瞬間に、雷に打たれたかのように記憶がよみがえってきました!!!
あー!
このおばちゃん、部長の奥さんだ!
当時は聖子ちゃんカット(1980年代に流行った)だった!
そして一番大事なことをはっきりと思い出しました!
俺、このおばちゃん、だいっっっっっ嫌いだったんだ・・・。

おばちゃん「今店長はいないんだけど、清水君って知ってるでしょ?」

俺「いいえ知りません。じゃあまたあとで来ます。」

おばちゃん「ほらっ、清水君。青柳君の一つ上か下の。知ってるでしょ?」

俺「いえ、知りません。じゃっ!」

おばちゃん「ほら、清水君。福利会館の上の部屋でバイオリン弾いてた!青柳君の一つ上か下の。知ってるでしょ?」

俺「ですから知りませんって(ちょっと怒)」

おばちゃん「清水君ね、本出してるのよね。知ってるでしょ?」

俺「いえ、知りません。」

はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ぁ。
強烈に思い出した!
このおばちゃん、すっごく面倒くさくて、だいっっっっっ嫌いだったよなぁ、俺。
全く変わってないこの面倒くささ。
15年の時を経ても変わらないものがここにもありました。

そして店長やっと登場!
15年ぶりなのに変わってない!
同じことを俺も店長に言われました。

「あおやぎく~ん!」

人のよさそうな笑顔、変わっていません。

「ひさしぶりやなぁ~あおやぎく~ん。実はなぁ。丸三書店つぶれたんよぉ。そんでな、新丸三書店になったんよ!」

そういわれて見上げると、確かに看板に、「新」って書いてある・・・。

「宮脇書店が買い取ってくれてなぁ。」

え、すごいですね、宮脇書店。
従業員も全部そのまま引き取ってくれたんですか?

「そ~なんよ~。驚いたやろ?」

はい。めっちゃ驚きました!
なにより驚いたのは、あの聖子ちゃんカットがまだ働いてることですよね。
俺が宮脇書店だったら、何よりまず聖子ちゃんカット切りますね。
あ、切るって髪のことじゃないですからね。

「あおやぎく~ん。きらいやったもんなぁ。」

そして驚いたのが、昔は店頭には医学書しかおいていなかったのに、なんと、本棚に漫画が並んでる!

「そうよ!自由になったんよ!自由になったら絶対漫画置こおもとったんよ!。あの頃、漫画買うてたの、あおやぎくんだけやったもんなぁ。」

そう。
確かに。
取り寄せて漫画買ってたの、ほんとに俺だけでしたね・・・。

「あおやぎくんが医学書買っとったん、みたことないもんなぁ!」

やや、ありますって!何度も!

「あの頃、毎日きてたもんなぁ。本屋のバックヤードで勉強しとったんも、昔も今も、あおやぎくんだけやで。バックヤードにふらっと来たとおもとったら、いきなりノートパソコンひらいとったもんなぁ。」

そ、そーですね・・・。
だ、だって、本屋さんなら最新の医学書が並んでますもんね・・・。

ってな昔話をちょっとしただけでは満足できず、夜に友達と飲む約束をしていたので、参加してもらうことになりました。



そして夜。
大学時代、2人しかいなかった友達の一人、越智君に、姫牛という牛肉を食べに連れて行ってもらったところに、店長うめちゃんも呼んでみました。
(うめちゃんの掲載は本人の了解は得ておりません。)
すると越智君を見たうめちゃん、

「よかったなぁ~、あおやぎくん、俺、しんぱいしとったんよ~。ほんとに友達おらんと思いよったけん、友達おったんやなぁ。ほんとによかった~。安心したわ~」

から始まり、

「俺なぁ、謝恩会であおやぎくんと飲もおもとったんやけど、あおやぎくんおらんのんやもん。お前、卒業式欠席しよったろ!」

「あ、あぁ、俺、友達いなかったもんで、卒業式とか謝恩会とか出ても寒いだけじゃないですか。引っ越ししてましたよ、その時。」と返してみましたが、
あぁ、俺、本当に友達いなかったんだなぁ・・・。
としみじみ思いました。(って友達いないのは今もじゃん。)


それにしてもうめちゃん、ほんっと話が面白い。
俺の数倍は面白いです。
しばらくそんな昔話を(ほとんどここでは書けないことばかりですが)しばらくした後、うめちゃんは東京から来てる出版社の営業部長さんからの接待があるらしく、いったん別れ、俺は越智君とちょっと飲んで別れた後、大事な用事を済ませに一路ジャズバーへ。

なぜジャズバーか。

俺が大学1年生の時に知り合った、当時50歳くらいだったでしょうか、「ヒデとロザンナ」のロザンナに似ているおばさんに(俺もよく知ってるよな)、時々ごはんに連れて行ってもらったりしていたことがあって・・・。
すごく上品な方で、当時21歳だった俺では到底入れないようなお店に連れて行ってもらい、貧しかった俺に栄養を与えてくれた恩人がいました。
いつの間にか会わなくなってしまったのですが、今回の巡礼の旅で、医者になった俺の姿を見てもらい、きちんと御礼をしようと思い、それも今回の旅の目的の一つでした。

すでに連絡先がわからなくなっていたのですが、彼女によく連れて行ってもらった有名老舗ジャズバーの名前だけは憶えていたので、行く前に電話してみました。

「私、青栁と申しまして、昔、そちらに通われていた女性に連れられて、時々お邪魔させていただいていた者なのですが、Rei子さん、ご常連さんだと思うのですが、ご存じですか?久しぶりにお会いしたいのですが、ご連絡先がわからなくなってしまって、もしご存じでしたら教えていただけないかと思いまして。」

と尋ねたところ、

「あ~、Rei子さんね・・・。お亡くなりになったんですよ・・・。」

ショックでした・・・。
結局何のお礼もできないまま。
無念。
でも、そのジャズバーに足を運んで、献杯だけでもしようと思ったのです。
そのお店で、うめちゃんと、出版社の営業部長さんと合流することにしました。

いざ、ジャズバーへ行ってみると、

「本日は貸切なんだよね」

えっ!
っと思ったらなんと、世界のナベサダ、渡辺貞夫ライブ後の打ち上げだそうで・・・。
なんという奇遇。
でもここで引き下がるわけにもいかず、わけを話すと快く入れていただきました。

21歳当時、初めて飲ませてもらったヘネシーの水割りを二つ頼んで、世界のナベサダを背に、ちょっとかっこつけて献杯。
本当の目的は果たせなかったけど、あなたのおかけでお医者さんになれました、と、いうことができました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。


さて、そこから例の二人と合流し、移動してまた飲み続けます。

相変わらずうめちゃんはしゃべり続けます。

「あおやぎくん、うちの従業員とつきあいよったやろ!」

え、全く覚えてないです・・・。

「うそやん、自分、俺としょーちゃんが飲みよった時にあとから来て、自分ではなしよったやん!〇〇さんは実は・・・って!」(この辺もやばくてこれ以上話せません!)

え、え、ま、全く覚えてないです・・・。

「そのあと俺たちべろべろになって、酔い覚ましに温泉いったやん!俺たち運転できんかって、あおやぎくんが運転して連れて行ってくれたやん!」(え、お、俺まさかの飲酒運転?なわけないですよね?)

そ、それも覚えてません・・・。

お、俺、昔から意外と面白かったんだな・・・。


いい加減酔いが回った3人。
唐突にうめちゃんが、

「俺なぁ、こういう出版社の営業さんがいるところでは、本当は、あおやぎくんのこと、『せんせい』って呼ばないかんと思うんやけどなぁ・・・。よー呼べんのよ!『先生』なんて!こいつのこと!ほんと悪いんやけど、あおやぎくんのこと、先生ってよー呼べんわ!ごめんな!わはは!」

俺もそーおもいます!
うめちゃん、ほんっと面白い!
会えて良かった!
俺にも間違いなく、青春がありました。
愛媛に来てよかったと、思える瞬間がそこにはありました。
ありがとう!うめちゃん。

夜も更け、再会を約束しお別れしました。


いや~、長くなってすみませんね。

今日も天気が悪く、外来が暇で暇で。
さて、これから私は、生まれて初めて頼まれた、結婚式の挨拶を練習しようと思います!
そう、2月8日はスタッフの結婚式なんです。
申し訳ありませんが休診にしますので、ご心配な方は7日の夜にいらしてください。
俺、一生懸命診察します。
あ!
じゃなかった!
「オレ、シンサツ、イッショウケンメイ!」
オハナハカゾク スティッチ カゾクミツケタ・・・・・・
・・・・・・
・・・




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